御坊寺内町会館は御坊の魅力の発信拠点として平成28年10月にオープンしました。紀中地方最大の祭「御坊祭」や日本のシンデレラ「宮子姫」、日本一短いローカル私鉄の「紀州鉄道」のほか、1964年東京オリンピック実現の立役者の1人である「和田勇」など、御坊の歴史や文化について楽しく学ぶことができます。御坊市は、豊かな自然と歴史・文化に彩られたたくさんの魅力があります。この会館で御坊の魅力をみなさんに少しでも伝えることができれば幸いです。
館 長
寺内町とは、浄土真宗などの仏教寺院、道場(御坊)を中心として形成された自治集落のことで、御坊寺内町は本願寺日高別院を中心に、江戸時代には各地の特産物を扱う問屋などが軒を並べ『御坊東町ほうきはいらぬ、お御堂参りの裾で掃く』と言われる程、人々の往来でにぎわいました。
今でもその面影を残した貴重な町屋と明治から大正・昭和と日本が近代化していく時代の特性が残っています。
御坊寺内町会館で御坊の歴史と文化を知っていただくことで、御坊での散策を一層お楽しみいただけます。
御坊市の出身で政治、経済、教育、文化など各分野において活躍し、様々な功績を残した郷土の偉人の関連資料や作品などを展示しています。
御坊オリジナルのお菓子や各種パンフレット類の他、地域の小中学生が見つけたおすすめポイントなどが紹介されている寺内町の見どころマップを展示しています。
和田勇氏は、南米諸国を自費で駆け巡りIOC委員を説得するなど、1964年東京オリンピック招致で大活躍した日系アメリカ人で、御坊・日高地方出身の両親を持ち、幼少期を御坊市で過ごした御坊市の名誉市民第1号です。「祖国日本のために」彼が残した様々な功績を展示しています。
「人を見たけりゃ御坊祭」と言われる紀中地方最大の祭で、毎年10月4日から5日にかけて盛大に行われます。ここでは、御坊祭に関連する資料や祭礼用具の他、御坊人形や歴史年表など御坊ならではの歴史・文化にまつわる資料を展示しています。
御坊市の九海士(くあま)の里で漁師の子として生誕し、1羽の燕が縁となり後に聖武天皇の母となった『日本のシンデレラ』宮子姫や、孝徳天皇の皇子として生まれながら政争に巻き込まれて処刑された『悲劇の皇子』有間皇子の貴重な資料を展示しています。
営業距離2.7㎞、片道8分間の日本一短いローカル私鉄で昭和6年の開通以来、御坊の発展を支え、いまでも市民の足として愛され続けています。関連資料の他、グッズやフォトコンテストの入選作品、御坊の街並みと紀州鉄道を再現したNゲージを展示しています。
御坊の古い町並み・史跡・熊野古道などを「紀州ごぼう語り部」がご案内しています。
お問合せ
御坊市産業建設部商工振興課
電話:0738-23-5531
紀南最大の浄土真宗寺院「本願寺日高別院」があります。
御坊を代表する旧家で、ギャラリーとして無料開放されています。併設されたカフェでは絶品の蕎麦が味わえます。
URL:https://www.wfj.or.jp/nakagawa/
日本最短のローカル私鉄で、営業距離2.7kmを約8分間でゆっくりと走ります。終点の西御坊駅の木造駅舎はレトロでノスタルジーな雰囲気。途中の学門駅の構内に祀られている学問地蔵は、受験生にも大人気のスポットです。駄菓子列車や紙芝居列車など様々なイベントも開催されています。
お問合せ 電話:0738-23-0001
〒644-0001 和歌山県御坊市御坊206
開館時間. 11:00~16:00 / 開館日.火、金、土、日、祝 / 入館無料
※駐車場は小竹八幡神社向かいの「まちなみの駅ごぼう」をご利用ください。
※臨時休館の場合もございますので、詳しくは御坊商工会議所(電話:0738-22-1008)までお問合せください。